高齢者の目が見えない(視力)聞こえない(聴力)問題

通い介護

高齢者の病院に付き添うと「え?そんなのアリですか!?」という事実に衝撃を受けることがあります。この記事では主に目と耳が衰えてきたときにこんな想定外なことが起きることがあるんだよ~という通い介護当事者の叫びです。

視力が衰える

高齢になってくると視力が衰えてきますね。それは自分自身にもいえることなのですが。ただ、若者~中高年の視力問題と高齢者の視力問題は少し内容が違う場合があります。普通の老眼ならばよいのですが緑内障、白内障などの「病気」の場合が多くなってくるからです。場合によっては手術も必要になるでしょう。手術までいかなくても進行を遅くする目薬などは必要となりますよね。この目薬が曲者なのです!目薬の種類にもよるのですが病院で処方される点眼薬が自力で「押し出せない」のです。指先の力が弱ってきて押し出せない。本人なりのフルパワーで押し出そうとすると力が入って眼球に薬が落ちず目薬ならぬ瞼薬になってしまう。それを日に数回点眼しないといけない。それを医者に相談すると「通って手伝ってあげてください」とかサラリといわれてしまうのですよ!

いや!普通に無理だし!

日に1回だとしても毎日通え?数回点眼、それって同居してないと不可能ですよね。目薬がうまく目に入らない場合補助具があるにはあるのですがあくまで眼球に落とすための位置固定器具なので押し出せないことに関しては薬の形状が変わらない限り一人で点眼は難しいのです…。我が家は結局そこは本人任せになってしまい、特別養護老人ホームに入所するまでは目薬の効果はあまりみられませんでした。特養に入所してからは施設の方が点眼をしてくださるため、現在は濁っていた目の色も綺麗になってきました。特養に入所するまでの記事はまた別に書きますね!

更に普通の眼鏡の購入についても想定外の事はあります。

最近眼鏡が合わなくなってきてよく見えないんだ

と、言われ眼科や眼鏡屋さんに相談に行ったとしましょう。そこではお決まりのように視力検査を行う訳ですが…

視力は下がっていませんよ

と、衝撃の内容を聞かされます。明らかに見えなくなってきているというのに視力は落ちていないとは!?

視力とは文字のごとく「視る力」なのですが、高齢になってくると目の性能自体が衰えて視力は変わらずとも見えなくなってくるのだそうです。こうなると視力の問題ではないので眼鏡の度を上げようが下げようが劇的に見え方が回復することはないそうです。但し!笑い話になりますが、目が見えてない故にいつの間にか眼鏡が指紋等で汚れきっていて、眼鏡の洗浄をしたら洗う前に比べ良く見える!なんてオチもついてきたりします。眼鏡のクリーナーなどの消耗品を買ってあげても本人が眼鏡を拭かないので小さなことですが定期的に拭いてあげるなどのお世話も必要となりますね。

聴力が衰える

はい。これも意外に大変です。

聞こえにくくなったなら補聴器を買えばよいかな?

補聴器は高いから保険適用(補助がでる)になるレベルになってから…

と、思っているあなたへ!

補聴器の購入を考えているのならば一日でも早く!

正直その時点ではもう時すでに遅しです。保険適用になるレベルにまで耳が聴こえなくなってしまったら補聴器をつけたところで耳の機能はほとんど回復しません。実際私達がそう思っていて大失敗しました。

私達の場合は耳のレベルが悪くなるまで待とうと2年程待ちましたが、あきらかに聞こえにくいのに検査をすると保険適用のレベルに達しないのです。結局業をにやして補聴器を扱っている眼鏡店にいき、自費で購入しましたが補聴器の担当の方に言わせると補聴器は「ちょっと聞こえにくくなってきたな」と思った時点から使い始めないと効果がでるまでかなりの時間が掛かり、また回復値もあまり期待できないそうです。補聴器は耳に入れたらすぐ以前のように聞こえるというものではなく、聞く練習が必要になるのだそうです。耳に音が入ってきても「正しく」聞き取れなければただのノイズです。耳が聴こえない期間が長かった人ほど音を正しく聞き取る能力が忘れ去られてしまっているので回復に時間がかかるのだそうです。しかも、補聴器は昔よりもかなり性能が良くなっているとはいえ人間のように自分に必要な音だけを拾うということができません。補聴器はただの集音機。なれないといろいろな音がいっぺんに入ってくるためノイズに紛れて音の選別ができないのだそうです。また、例えば机をボールペンなどで軽く叩くようなコツコツという程度の音でも補聴器では甲高く響くそうでこれも慣れないととても不快だとか。それが嫌で補聴器を着け続けるのを断念してしまう人もいるそうです。そして補聴器を買ってから知ったことがいくつかありました。

噂で聞いていたのは30万とか50万とか。確かに高性能を求めて上を見れば高額のものはありますが、エントリーモデルは20万以下で購入できましたよ!(でも10万以上はしました)

購入したらおしまいではなく、本人を購入店まで連れていき補聴器の聴こえるレベルを調整してもらいます。(無料)2か月位を目安に半年くらい通います。歩けないと本人を連れて行くのが大変です

補聴器の調整や清掃は購入店で無料でしてくれますが、補聴器は湿気に弱いので乾燥剤(消耗品)電池(充電式を購入すれば不要です)などメンテナンス消耗品が必要になります。本人は出向かなくてもOKですが消耗品の代理購入が定期的に必要なのもなかなか大変なので、これから購入する際は充電式の購入をお勧めします。

もっと大きな枠で書いてあるこちらの記事もどうぞ → 離れて住む親への通い介護

コメント

タイトルとURLをコピーしました